作成日:2019/06/27
更新日:2019/06/27
発達障害グレーゾーンの人は忘れ物が多いです。 必要な資料を忘れますし、携帯電話も店に置いてきてしまいます。 おそらく本人も自覚があって、周囲に悪いという意識もあるでしょう。 それでも治らないのです。 周りの人からは反省しない人だと思われてしまいます。 また、発達障害グレーゾーンの人は複数のことを同時にこなすのが苦手。 出かける準備をしている時に電話がかかってくると、もう電話のことで頭がいっぱいになります。 そして準備がおろそかになり、忘れ物してしまうのです。
忘れ物が多いというのは、ある意味その人が持つ特性です。 完全に治すことはできないでしょう。 そこで「絶対に忘れ物をしない」ではなく、「少しでも忘れにくくしよう」と考え方をシフトさせましょう。 「ここまでやれば忘れようがないだろう」という状況を作るのです。 例えば、明日仕事で使う資料があり、自宅から持って行くとしましょう。 絶対に忘れないようにするためにはどうすればよいでしょうか? それは前の晩のうちにカバンに入れておけばよいのです。 このように絶対に忘れない状況を作ることが忘れ物をしないコツです。 またスケジュール帳(ビジネス手帳)は忘れ物対策の最大の味方です。 スケジュール帳は常に持ち歩きましょう。そして何か予定ができたら、すぐにその場で書き込むのです。用事だけでなく、そのときに必要なものも一緒に書き込むのです。 そしてスケジュール帳を見ることを習慣にしましょう。せっかく書いても、スケジュール帳を開かなければ何の意味もありません。帰宅時や寝る前に開いて明日の予定を確認しましょう。 これだけで忘れ物がグッと減ります。 職場からの持ち返りを減らすのも有効です。文房具などは会社に置いておきましょう。自宅でも使いたいならば、2つ買えばよいのです。 どこか出張や旅に行くときは持ち物リストを作るとよいでしょう。その持ち物リストは次回も引き続き使えます。1回作っておけば後は楽です。 帰省のたびに忘れ物していませんか?帰省用の持ち物リストはとても便利ですよ。 奥の手ですが、忘れた時の対策に身近な人に予備の書類を渡しておくというのもあります。 ここまでしないとしても、例えば紙の書類を忘れたとしても、常にタブレットやスマホを持っているのであれば、クラウドからいつでも見れるようにしておくだけで対策ができます。